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プログラムの紹介

先生からのメッセージ

大阪大学サイバーメディアセンター 菊池誠 先生

「科学とは『知識の集合』ではなく『考え方』です。」

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 世の中には「科学を装っているけども、実は科学ではない怪しげなモノ」(ニセ科学)が出回っています。効果のない代替医療や健康食品の数々、一昔前は「水からの伝言」も記憶に新しいですが、いわば科学の反面教師のようなものです。私はこれが「なぜ科学に見えてしまうのか」、なぜ人々の心を惹きつけるのか」ということに興味を持っています。
 科学には面白い事実がたくさんあります。しかし、知識だけでなく「科学的思考法」「科学的証明法」といった論理を身につけなければなりません。知識をただ並べていくだけでは本物と偽物の科学が区別できるのです。講義ではニセ科学についてスポットあてお話します。この機会にみなさんには「科学の論理」について考えて欲しいと思います。

大阪大学 基礎工学研究科 石黒浩 先生

「『基礎的問題』にこそ疑問を持って欲しい。」

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 これまで、日常的に人間と関わることができるロボットを目指して、数多くアンドロイドを開発してきた。アンドロイドはただ人間を模擬した機械というだけではない、「人間らしさとは何か」「自分とは何か」「心とは何か」という人間に関する基本的問題にも繋がるものである。より人間に近いアンドロイドをつくることを通して人間を理解できると考えている。講義では、アンドロイドを創った「発見」について紹介する。
 僕たちはいつも「自分の価値」について考えている。子供のころは、人間には絶対的な価値があるように教わる。しかしそうではなく、人間の価値は自分自身で探し出すものだと思っている。探し続けることをやめたら僕達の生きるモチベーションも失われてしまうはずだ。高校生の皆さんには、これから研究体験を深めてもらって、自分の価値・可能性を探しだしてもらいたい。また、あまり自分の目標を狭めることなく、幅広い視野をもって面白い研究に挑戦して欲しい。

大阪大学 工学研究科 南方聖司 先生

「想像から創造に。」

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 有機化学(炭素を骨格とする化合物の化学)という学問は、まず実験してみないと判らないという面白さがあります。私は、医薬品の製造に役立つような新しい有機化学反応を見つける、とくに入手容易な原材料を温和な条件で簡単に高付加価値の製品を作り出せるような方法を開発する研究を進めています。「有機蛍光物質の合成研究」というテーマでSEEDSの体感科学研究に参加し、受講生の皆さんと楽しく実験に挑戦しました。
 「何か新しいものを発見・発明したい」という気持ちを持っている生徒さんに SEEDSへ来てほしいと思っています。大学の研究には答えがありません。いかに自分で考えて道を切り拓くか「考える力」を養ってください!

大阪大学 理学研究科 荒川智紀 先生

「標準研究の重要性とその物理 -超伝導の不思議な性質-」

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 僕は固体中における電子の運動をどのようにすれば制御できるかについて研究しています。人間の目では見ることのできない電子1つ1つの運動をコントロールしたり、その電子同士の関わり合いを直接観測したりすることが大きな魅力です。
 「手を動かして実験を進める気を持っている人」、「予測不可能なことが起きても柔軟に対応できる人」、「ノリの良い人(笑)」、「勉強が苦手でもやる気がある人」こんな高校生とぜひ研究してみたいです!様々な科学に関する情報が混同している昨今ですが、自分にとって必要な情報をうまく取捨選択し、SEEDSプログラムで最先端の科学を体感し、実感して自分の好きな研究をやってください!